
阿智村で地域文化を発信する「古民家つぼや」(阿智村駒場)で9月13日・14日、藍の葉を使った染色体験イベント「藍のたたき染め体験」が開かれる。
主催は一般社団法人「阿智村全村博物館協会」。同イベントは昨年に続いて2回目の開催で、初回の好評を受け、採種して育てた藍を今年の体験用に用意した。会場の古民家つぼやは、昼神温泉の旅行者向けに水引制作やお面の絵付け体験を予約なしで提供する施設で、予約制の五平餅づくり体験などもある。
当日は、参加者が巾着袋かエコバッグのいずれかを選び、デザインを考えた後に庭で育てた藍の葉を摘み取る。その葉を布に並べ、クリアファイルで挟んだ上から木の棒でたたいて色素を転写。所要時間は約1時間で、葉の枚数が少ない場合は10分ほどで完成する。対象年齢や服装の制限はなく、屋内で行うため雨天でも実施する。
同協会の若林暁子さんは「以前に行った草木染体験で『もう少し手軽にできないか』という声があり、今回の手法を取り入れた。観光客には、規模の小さいところだからこそ作る過程や、そのとき話した内容など、ディープな思い出になってくれたらうれしい。地元の人も気になったら気軽に足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は9時30分~14時30分。参加料は800円。時間内は随時参加可能で、葉がなくなり次第終了。