
チョークアート作家で「てしごとや」として活動する吉沢さやかさんによる作品展示「チョークアート展」が9月9日、八十二銀行市田支店(高森町下市田)で始まる。
同展は、同行職員が吉沢さんの活動を知ったことがきっかけで開催が決まり、チョークアート展としては同行初の開催となる。展示は支店内の一角で行い、チョークアート約30点と、吉沢さんがデザインを手がけた御朱印の印刷作品5点を並べる。
1枚の展示ボード内に「四季」を感じられるような作品を組み合わせており、「今回は花を題材にした作品が多いので、好きな花を見つけてほしい」と吉沢さん。使用画材は主にオイルパステルで、ガラスやアスファルトなど、描く素材によって使い分けるという。
吉沢さんは「てしごとや」として5年前に活動を開始。現在は企業や店舗のロゴ制作、壁面装飾、小学校での放課後レッスンなどを行っており、喫茶店「七里屋茶房」(飯田市吾妻町)では店内の壁面にチョークアートを描いた。
吉沢さんは「色の混ざり具合やグラデーションを意識した表現にこだわっている。実物に近い光の表現を目指している」と話し、「果物が宙を舞ったり、別のものに見えたりと、写真では再現しきれない空想的な世界観もチョークアートの魅力」という。
展示は営業時間内に自由に観覧できる。9月30日まで。