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「南信州まちづくりフォーラム」設立 リニア・三遠南信道を起爆剤に

設立総会の記者会見であいさつする熊谷弘会長

設立総会の記者会見であいさつする熊谷弘会長

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 南信州を中心とした個人・企業・行政などがまちづくりを共創する「南信州まちづくりフォーラム」の設立総会が8月28日、シルクホテル(飯田市錦町)で開かれた。

役員・理事を紹介する場面

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 全国的に人口減少が課題となる中、飯田下伊那地域はリニア中央新幹線の開業や三遠南信自動車道の開通など、大きなインフラ事業による経済発展の可能性のチャンスがある地域。同会は30年間活動し、昨年解散した「南信州アルプスフォーラム」の後継として、飯田青年会議所の会員やOBなど7人が発起人となり準備を進めてきた。

 設立総会時には48団体・個人が会員となり、総会には約40人が出席した。個人や企業などの一般会員や行政会員のほか、地域内外の大学生、高校生なども学生会員として受け入れる。地域外からも受け入れる。

 設立総会で会長に選出され、市内で太陽光発電などを販売施工する電気店リックスを経営する熊谷弘さんは「リニアや三遠南信を起爆剤としてこの地域を活性化していきたい。そのために住民・企業・行政が一枚岩になることが重要。学生会員、若者も多いので夢を描き、語り、持続可能な地域の実現に取り組みたい」とあいさつした。

 事業概要の説明では、持続可能な南信州の構築を目的に、「最高の田舎~個人と南信州のウェルビーイングの実現~」をビジョンに掲げる。事業活動として「南信州のブランディング」「インフラ開通を見据えた住民意識の醸成」「経済、医療、教育の充実」のほか、「人材づくり」に力を入れるという。

 初年度の事業として、主に会員募集や部会の構成、9月からは全体勉強会を重ね、10月22日に設立記念講演会を開催する。同地域創業の老舗企業「綿半ホールディングス」の野原勇社長の講演やパネルディスカッションを予定する。

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