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飯田市立中央図書館で「としょかんマルシェ」開館110周年企画の一環で

飯田市立中央図書館館内で「としょかんマルシェ」をアピール

飯田市立中央図書館館内で「としょかんマルシェ」をアピール

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 今年で開館110年を迎える飯田市立中央図書館(飯田市追手町)が9月23日、「本と人との素敵(すてき)な出会い・交流」をテーマに「としょかんマルシェ」を開催する。

飯田市立中央図書館

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 同館は現在40万冊の蔵書を持つ。1915(大正4)年に開館。1981(昭和56)年に建て替え工事を行い、現在の姿となった。開館110周年を迎えるに当たり、昨年4月から市民有志が集まり、実行委員会(いい図書110もりあげ隊)形式で企画を進めてきた。同館の司書、関口真紀さんは「今後も多くの人たちに図書館を利用してほしいという思いを込め、親しみやすい『マルシェ』形式にした」と話す。

 当日はオープニングセレモニーで飯田コアカレッジの学生が制作した図書館のPR動画を上映。マルシェは人形劇の上演や手作りの紙芝居、音楽ライブのジャンルのほか、簡単な製本講座やランプシェード・キーホルダーなどを作るワークショップや飲食の出店、似顔絵やアクセサリーなど小物雑貨などの販売含め全35団体が参加予定。飲食ブースは同館前の駐車場や赤門までのスペースに出店。マルシェ出店者は図書館の本を選び、店の前に並べることで来場者とコミュニケーションを取りながら人と本の出合いを広げる工夫も試みるという。

 「思い出古本市」は自宅にある思い出の本(5冊まで)を持ち寄り、その本の思い出を語りながら、希望者と本を交換するイベント。10時30分~と13時30分~の2回行う。関口さんは「普段の静かな図書館とは違う雰囲気になる。音楽のライブなどもあり、祭りみたいににぎやかになるが楽しんでほしい」と利用者に協力を促す。

 そのほか、110周年事業として11月29日に「図書館の明日を語る会」、11月15日~30日に「中央図書館のあゆみ展」などを開催予定。関口さんは「実行委員も職員もわくわくと楽しく準備を進めているので多くの人に来てほしい」と来場を呼びかける。

 マルシェの開催時間は10時~16時。当日は長野県合同庁舎、追手町小学校、旧南信消費生活センターの駐車場が利用できる(同館の駐車場は利用不可)。

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