
飯田消防署(飯田市東栄町)で9月6日、「消防写生大会」が開かれる。今年で47回目。
同署では、幼少期から消防や防火への関心を深め、将来的に地域の防火防災を担ってもらうことを目的に写生大会を実施。入賞作品を活用し防火カレンダーやチラシを作成し、広く住民にも火災予防を呼びかける。
同大会は毎年恒例のイベントだが、2020年~2022年の3年間はコロナ禍で中止。2023年に再開し50点の応募があり、昨年は69点に増えた。コロナ禍以降、徐々に参加者も回復傾向にあるという。コロナ禍前は100人以上の園児や小学生が参加していたという。
飯田下伊那地域の園児や小学生が対象で、はしご車や救助工作車、救急車などが人気だという。描いた絵はその場で提出し、入賞作品は飯田広域消防のホームページで発表する。当日は参加賞として参加者全員にボトル付き冷却タオルとトートバッグを進呈。
応募作品の中から、金賞6点、銀賞8点、銅賞10点を選び、同地域の小学生を対象に募った「防火川柳」の入選作品12点と合わせ、11月6日に表彰式を行う。入賞作品は秋の火災予防運動期間中の11月9日~15日、大型商業施設での展示を予定しているほか、来年の防火カレンダーなどにも採用する。
飯田広域消防本部予防課の宮下孝雄さんは「消防署にはいろいろなタイプの車両がある。芸術の秋に消防署に足を運んでもらい、自由に絵を描いてほしい」と呼びかける。
開催時間は9時~13時(受け付けは11時まで)。雨天の場合は9月7日に延期。