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豊丘「ベジフルキッチン」、野菜ソムリエ協会認定レストランに南信初

野菜の魅力を発信する、野菜ソムリエで副店長を務める有山ひかるさん

野菜の魅力を発信する、野菜ソムリエで副店長を務める有山ひかるさん

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 道の駅南信州とよおかマルシェ(豊丘村大字神稲、TEL 0265-48-8063)内の「菜園ビュッフェレストラン VEGE-FULL KITCHEN(ベジフルキッチン)」が8月1日、日本野菜ソムリエ協会の認定レストランに指定された。長野県内では軽井沢のホテルレストランに次ぐ2店舗目で、南信地域では初の認定となる。

ビュッフェコーナーの旬野菜を自由に挟んで楽しめる

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 認定基準は、野菜ソムリエ以上の有資格者の推薦または在籍、協会指定の「旬の野菜」を5種類以上使うメニューの提供、四季折々の野菜を使用した独自メニューの保有など。同店では店長の矢野奈緒美さん、副店長の有山ひかるさんが野菜ソムリエの資格を持つ。

 同店を経営する豊丘村観光協会「とよおか旅時間」事務局長の長谷川雅さんは「豊丘村を中心に約100軒の農家から野菜を直接仕入れている。露地物の旬の野菜が少ない時期でも数種類は必ず入る。前日の夕方か当日の朝に収穫した野菜を提供するのは、一見当たり前に見えて実はぜいたくなこと。協会の理念と当店のコンセプトは一致している」と話す。

 有山さんは「種類が多く栄養素も幅広い、新しい品種や商品が増え、選択肢が広がるのが野菜の魅力。豊かな土地で育った味の濃い野菜を、採れたての新鮮な状態で食べられることは健康と幸せにつながると考える。店内のPOPやSNSで生産者や野菜の情報を発信している」と話す。

 メニューは日替わりサラダバー(10種類)、季節のグリル・スチーム野菜や肉料理、パスタ、カレー、スープ、パン、ピザ、ご飯料理、卵料理、ソフトドリンク、季節のフルーツやデザート(ゼリー、焼き菓子など)をそろえる。夏はトマト、ナス、ピーマン、ズッキーニ、パプリカ、トウモロコシ、オクラ、ミョウガ、コリンキー、キュウリ、モロッコインゲン、十六ささげなど。冬は大根、ホウレンソウ、白菜、レタス、キャベツ、ネギなどの葉物や根菜、春は山菜類が中心。

 8月は同協会企画「野菜の日 特別メニュー企画」に参加し、ビュッフェコーナーの旬野菜を自由に挟んで楽しめる「アレンジ自由! 野菜たっぷりピタサンド」を提供。具材に「トマトのラタトゥイユ」を用意し、ソースはトマトベースのサルサ、福神漬け入りタルタル、バジルマヨの3種類を新たに加えた。8月30日・31日には「野菜の日」に合わせ、手作りドレッシングとスムージーを提供するイベントも行う予定。

 2023年夏にオープンした同店。長谷川さんは「昨年1年間は外部から仕入れず、豊丘村を中心に農家から直接『露地物」を仕入れてきた。曲線を描くズッキーニやカキの味がするオイスターリーフなどイタリアなどの発祥で、この地域ではめずらしい野菜作りにも農家さんは積極的。太陽を直接浴びた野菜を味わってほしい」と呼びかける。

  営業時間は11時~16時。ビュッフェは90分制で、一般=2,000円、小学生=1,000円、未就学児無料(大人1人につき小学生未満2人まで)。平日限定で30分延長は500円。平日限定のワンプレートは60分制で、一般=1,200円、小学生=600円。アルコールは別料金。

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