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デジタル地球儀で環境学習 飯田の小学生が地球温暖化防止など学ぶ

デジタル地球儀「スフィア」を使い月を見る小学生

デジタル地球儀「スフィア」を使い月を見る小学生

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 おひさま進歩エネルギー(飯田市鼎下山)と飯田まちづくり電力(同市本町)は7月29日・30日の2日間、小学生夏休みエコイベント「デジタル地球儀で宇宙から地球を見てみよう」を鼎公民館(鼎中平)で開いた。

デジタル地球儀に映し出された月

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 同イベントは、飯田市役所の屋根に設置した太陽光発電からの売電益を活用した環境学習事業の一環。デジタル地球儀「スフィア」を使い、地球温暖化防止について学び、地球環境を守るために自分たちで取り組める行動を考えるのが目的。

 デジタル地球儀「スフィア」は、プロジェクターのレンズ部分に球体ディスプレーを取り付け、専用のタブレット端末を使い、地球の過去・現在・未来、人口増加などの変化やリアルタイムの観測データなど100以上のプログラムを映し出すことができる。

 当日は、おひさま進歩エネルギーの社員が講師を務めた。前半は地球誕生後の大陸分裂の様子、月や太陽、木星といった惑星の表面、上空を流れるジェット気流、2019(平成31)年の台風19号の動き、1年間で約7万キロ移動する渡り鳥「アジサシ」や餌を求めてザトウクジラが移動する範囲などを球体に映し紹介した。

 後半は、1950年~2100年の地球の温度変化について学んだ。地球温暖化防止対策をした場合としなかった場合、温度変化の違いはどのくらいあるのかをデジタル地球儀で比較。温度の上昇は色で表示し、対策をしない場合、温度が上がり始める前と比べ10度以上も高くなると予測された場所もあった。

 初日に参加した竜丘小の宮島和(なごみ)さん(小6)は「地球温暖化防止対策をするとしないとでは温度の上昇が全然違うことが分かった。できることから取り組んでいきたい」、同小の萩原琉花(るか)さん(小6)は「地球温暖化をテーマに自由研究をやろうと思い参加した。知らないことがたくさんあったので、これからもいろいろ調べ、知識を増やたい」と、それぞれ話す。

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