学ぶ・知る

実録映画「吾輩は保護犬である」 飯田で上映会、地元有志が企画

映画のポスターと一緒に写る元保護犬

映画のポスターと一緒に写る元保護犬

  • 0

  •  

 保護犬を題材にしたドキュメンタリー映画「吾輩(わがはい)は保護犬である」の上映会が6月8日、飯田人形劇場(飯田市高羽町5)で開かれる。

[広告]

 主催は、飯田下伊那地域で保護犬や保護猫に関する情報発信や啓発活動に取り組むボランティア団体や個人から成る実行委員会。中心となったのは、「ゆめねこ倶楽部」で活動する藤田裕美子さん。藤田さんは、全国で上映するためのクラウドファンディングを通じて作品の存在を知り、「保護犬を取り巻く状況を悲惨さではなく、明るく前向きに伝える姿勢に共感した」とし、地域の有志と共に委員会を立ち上げた。

 映画は、東京都を拠点に動物の愛護活動を行う団体「保護犬のわんこ」が製作。代表の巽祐一郎さんが監督を務め、保護犬の飼い主や獣医師など、犬を支える人々の活動を描く。ナレーションを務める「吾輩」の声は、昨年11月に亡くなった火野正平さんが担当する。

 当日は巽監督によるトークショーのほか、「保護犬のわんこ」のTシャツやトートバッグが当たる抽選会を実施。ハンドメード雑貨やパン、シフォンケーキ、犬用ジャーキーなどを販売するマルシェも開く。

 藤田さんは「楽しみながら知ってもらえるよう工夫した。保護犬の現状を知って、前向きに生きる元気を受け取ってほしい」と話し、「ゆめねこ倶楽部」としては、今後「小学生など子どもたちに命の大切さを伝える場も設けていきたい」という。

 開催時間は、午前の部=10時~11時50分、午後の部=14時~15時50分。料金は500円、高校生以下は無料。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース