医療法人山力会「菅沼病院」（飯田市鼎中平）が5月7日、新病棟での診療を始めた。

医療美容部門のフロアを拡充

　新病棟は鉄筋コンクリート造3階建てで、延べ床面積は旧病棟より800平方メートル広い2400平方メートル。1階に外来とリハビリテーション、2階に病棟、3階に美容専門エリアを配置した。美容フロアには和の要素を取り入れた個室3部屋を設けた。

　医療美容を担当する副院長の菅沼加奈子医師を中心に、医療レーザー脱毛や顔全体のエイジングケアなどに対応する最新機器を導入。乾燥や小じわ、肌荒れ、睡眠時無呼吸症候群など幅広い症状に対応するため、フロアを拡充した。

　同院は1977（昭和52）年の開院以来、「ぬくもりとやすらぎを大切にした医療」を掲げ、地域の幅広い要望に応えてきた。2021年夏には地域包括ケア病床と介護医療院を開設し、2025年春ごろには新たな建物として介護老人保健施設「千年の緑」を開設した。

　菅沼孝紀院長は「新病棟では廊下を広く取るなどして居住環境をより整えた。スタッフの働く動線を大切に職場環境も見直した。最新の医療環境を整え、より良い診療を提供していきたい。今後も地域の安心・安全のよりどころとして努めていく」と話す。

　診療時間は、9時～12時30分、15時30分～18時。休診日は土曜午後、日曜・祝日、第2・第4水曜午後。