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飯田の焼き肉文化を伝える専用トング 地元のデザイン会社が発売

トングを手にする水野博明さん

トングを手にする水野博明さん

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 飯田市内で飲食店経営も手がけるデザイン会社「trackwork(トラックワーク)」(飯田市通り町)が4月29日、焼き肉専用トング「YAKINIKU CITY トング」を発売した。

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 地域に根付く焼き肉文化を広く発信し、地域振興につなげることを目的に開発したという同商品。地元の大蔵彫刻所(飯田市桐林)に印字加工を依頼した。

 トングは鉄製で、長く使われることを想定。塗料による印刷では剥がれる恐れがあるため、金属への刻印技術を持つ同彫刻所に依頼。独特な形状に合わせてデザインを刻んだという。柄の部分には「YAKINIKU CITY」と、肉の焼き過ぎに注意を促す「ヤキスギチュウイ」の文字をあしらった。

 近藤サトル社長は「『飯田は焼き肉の街』と聞くと、『日本一おいしい焼き肉』をイメージされることもあるが、店の多さが特徴。地域に根付いたソウルフードとして親しまれてきた文化を『YAKINIKU CITY』のロゴに込めた。商品としてよりも、『飯田の土産』として親しまれれば」と話す。

 焼き肉店「旨(うま)肉酒場やきまる」(本町1)の水野博明店長は「机に置いても先が触れないので衛生的。ロゴにも愛着が持てる」と話す。

 発売日は、黒モツや羊肉を中心とする「飯田焼肉」にちなみ、「羊肉の日」の4月29日に合わせた。「羊肉の日」は2004(平成16)年、札幌市のジンギスカン食普及拡大促進協議会が制定した記念日で、「4(よう)29(にく)」の語呂に由来する。

 価格は2,200円。南信州まるごとショップ「おいでなんしょ」(座光寺)と信州飯田焼肉研究所(中央通り)で扱う。

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