
飯田高校空手班(飯田市上郷)が、和歌山で3月25日に開幕する「第44回全国高校空手道選抜大会」の「男子団体形(3人制)」に出場する。
同班は、昨年9月の長野県大会で準優勝、11月の北信越大会でも5位に入賞し、8年ぶりの全国大会出場を決めた。メンバーは、竹村悠吾さん、鈴木純亘(じゅんせん)さん、伊東晃佑さん(共に2年)の3人で、竹村さんは同班で主将も務める。
競技種目の「形(かた)」は、個人、団体共に、技の精度や流動性、難易度、演舞する際の「立ち方」「正しい呼吸」「一致性」などの「テクニカルパフォーマンス(技術面)」と、「力強さ・スピード・バランス」の「アスレチックパフォーマンス(運動能力面)」が評価されるため、3人の動きをそろえることが重要だという。
演舞の形は予選(1・2回戦)と決勝ラウンドで異なることから、最低3つの形が必要になる。3人は練習で、予選と決勝で演舞する形の動きを繰り返し、動画撮影を班員に依頼するなどして、本番に向け励む。
竹村さんは「レベルの高い舞台で、今の実力がどこまで通用するか確認したい」、伊東さんは「全国を目標にしてきた。練習の成果をしっかり発揮したい」、鈴木さんは「レベルの高い形にするため、本番までに精度を上げていきたい」と、それぞれ意気込む。
全国大会の男子団体形には57校が出場。組み合わせ抽選で同班は3月26日の予選第3グループに入り、演舞順は1番に決まった。決勝は27日。
過去最高は、2014(平成26)年・第33回大会のベスト16。