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飯田・エコカフェでエシカル消費学ぶ講座 地元食材で和菓子作りに挑戦

完成した和菓子のおひなさま

完成した和菓子のおひなさま

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 りんご並木のエコハウス(飯田市本町2)が2月28日、楽しく和菓子を作りながら「エシカル消費」について学ぶエコカフェ講座を開いた。飯田下伊那から10人が参加した。

手本を見せる講師の増田さん

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 月4~5回ほど独自講座を開いている同施設は今回、飯田市消費生活センターと初めてコラボ。参加者は、同センター職員から「エシカル消費」や「フェアトレード商品」の仕組み、「地産地消の大切さ」について学んだ後、和菓子作りに挑戦した。

 当日は、地元食材で和菓子製造・販売を行う「三穂の増田和菓子店」(伊豆木)の増田佳世子さんが講師を務めた。喬木村産イチゴと白あんに、砂糖を混ぜた餅を「つなぎ」に入れてよく練り合わせた4種類の練り切りを使い、おひなさまの作り方を指導した。

 始めに、着物用のピンクと青色の練り切りを透明フィルムにそれぞれ包み、長方形の型が書かれたクッキングシートにのせ、枠に合わせながらローラーで薄く伸ばし形を整えた後、右側が上に来るように左から畳み、胴体のイチゴへ巻き付けた。

 顔は白あんを練り切りで包み、胴体にのせ、ようかんで作った目、ブラックココアで着色した練り切りで髪の毛、ピンクと黄色の寒天シートをひな祭りのぬき型を使い、星やハート、冠形にくりぬき、着物や頭へ飾り付け、仕上げていった。

 参加者からは「難しかったが、楽しくできた」「和菓子を作る人のすごさを知った」「かわいくできたので食べるのがもったいない」「少しでもエシカル消費を意識していきたい」などの声が聞かれた。

 「練り切りと寒天シートの着色には何を使っているか」という質問に、増田さんは「ピンクは駒ケ根産のビーツ、青はバタフライピー、黄はカレンデュラで、共に喬木村産」と答えた。

 増田さんは「難易度の高い和菓子作りだったが、参加者それぞれに個性あふれる、かわいいおひなさまを楽しく作ってくれてうれしい」と振り返る。

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