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南信州産食材使った新スイーツ2品 飯田短大と地元洋菓子店が共同開発

新スイーツを共同開発した大島さんと学生たち

新スイーツを共同開発した大島さんと学生たち

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 飯田短期大学(飯田市松尾)の生活科学学科食物栄養専攻2年生と洋菓子店「Patisserie Massa OshimA(パティスリー・マサ・オオシマ)」(鼎)が新スイーツ2品を共同開発し、2月26日に発表した。

リンゴと市田柿のムースタルト

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 共同開発は「食品開発実習」の一環で2016(平成28)年に始まり、今年で9年目。7グループが参加し、南信州産食材で作りたいスイーツのアイデアを持ち寄り、グループごとに案を1つに絞り、7種類のスイーツの中から同店オーナーシェフの大島正勝さんが試食。その中から、二木薫さん考案の「リンゴと市田柿のムースタルト」、笹木夕波さん考案の「リンゴのブラウニー」が選ばれ、商品化が決まった。

 オリジナルケーキの「リンゴと市田柿のムースタルト」は、クッキー生地の器にアーモンドクリームと市田柿を入れて土台を作り、その上にハート形のムースをのせ、ピンク色のラズベリーソースをかけてかわいらしさを演出。ムースの中には喬木村産イチゴのコンポートも入っており、春らしさを感じる商品に仕上げた。

 焼き菓子の「リンゴのブラウニー」は、リンゴとチョコレートを組み合わせ、アクセントに南信州産のオニグルミを使用。リンゴは紅玉を煮詰めた後、乾燥させセミドライ状態に加工し、水分量を調節しながら仕上げていった。

 二木さんは「当初、ムースの形はリンゴをイメージしていたが、大島さんのアドバイスを受けハート形へ変更した。最終的に思い通りのムースタルトが完成して良かった」、笹木さんは「クルミの食感とリンゴの風味もしっかりしている。商品開発を通して、リンゴや市田柿をはじめ、南信州産食材について学ぶことができた」と、それぞれ振り返る。

 大島さんは「これまで焼き菓子メインだったがケーキの商品化は初めて。学生が考案する菓子はどれも手が込んでいる」と評する。

 「リンゴと市田柿のムースタルト」(604円)と「リンゴのブラウニー」(280円)は3月5日から、同店で販売する。

 営業時間は9時~18時30分(日曜日は18時まで)。火曜・第2月曜定休。

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