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飯田の精肉店で北見の「たまコロ」販売 「焼き肉の街」の架け橋に 

たまコロと店主の吉川武彦さん

たまコロと店主の吉川武彦さん

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 長野県産の豚肉や牛肉などを取り扱う吉川ミート(飯田市桐林)が2月22日、人口1万人当たりの焼き肉店舗数第3位の北海道北見市との焼き肉の街連携を促進する目的で、同市の特産品で生産量全国1位のタマネギを使った加工品「たまコロ」の販売を始めた。

総菜の販売棚の「たまコロ」

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 「たまコロ」はジャガイモもクリームも使わず、具材の7割を占めるタマネギが主役のコロッケ。ツナやマヨネーズなどで味を調える。ご当地コロッケナンバーワンを決める「全国コロッケフェスティバル」で2度グランプリ(2016年・2019年)を獲得した。タマネギの加工メーカー「グリーンズ北見」(北海道北見市)が製造したものを販売する。プレーン味とカレー味の2種類(1個108円)。

 飯田市は数年前から北見市と焼き肉の街として交流を始め、毎年2月上旬に極寒の中で行われる「北見極寒の焼き肉まつり」に参加したり、両市と石垣市で「日本縦断焼肉連携協議会」を設立したりして交流を深める。今年、同まつりに参加した吉川武彦さんが「たまコロ」のおいしさに感動。店で販売することで、北見市の文化を飯田下伊那地域の人たちに知ってもらい、両市の交流をさらに進めたい考えだという。

 吉川さんは「ほぼタマネギだけで作ったコロッケで、北見市ではどこでも食べられる味。居酒屋では、一回り小さいサイズをつまみ代わりに食べている。焼き肉を通じて北見の食文化の架け橋になれれば」と話す。「北見市の焼き肉屋『味覚園』のタレも販売しているので、ぜひ、北見の味を味わってほしい」と呼びかける。

 営業時間は9時30分~19時。水曜定休。

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