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飯田短大「卒業展覧会」 思い思いのイメージを作品で表現

卒業展覧会に出品する出羽澤さん(左)小原さん(右)

卒業展覧会に出品する出羽澤さん(左)小原さん(右)

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 「飯田短期大学 生活科学学科生活科学専攻 卒業制作展」が2月8日~11日、長野県飯田創造館(飯田市小伝馬町)で開催される。

卒業展に出展するドレスや着物

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 同専攻には、デザイン、医療事務、幼児教育などのグループがあり、今回の展覧会は主にデザイン専攻のグループによるもの。令和6年度卒業生となる2年生8人の15作品のほか、1年生7人と、同校でテキスタイルアートを教える田中洋江准教授の作品も展示する。卒業生は下久堅和紙を使ったテキスタイルアートや、ドレスやワンピース、藍染めの着物など、学生がそれぞれ思い思いのイメージを作品で表現した。

 既に作品が完成していて、校内展示を行う出羽澤菜納さんは授業の課題だった「シンデレラ」の物語へのオマージュ作品を作った。小鳥やネズミをフェルトで作ったり、「ガラスの靴」を大好きな刺しゅうで制作したりした。1週間かけて作った刺しゅうは「真っすぐ針を刺すのが難しかった」と話す。そのほか、展覧会ではシンデレラの服も含め、セットでその世界を表現するという。「それぞれの作品が同じスパンコールやビーズなどの装飾を施して、さりげない統一感を意識した」とも。細かい作業が好きだという出羽澤さんは「2年間の授業はとても楽しかった」と振り返る。今後は介護分野の道へ進むという。

 学生代表で医療事務の道へ進む小原梨央奈さんは、爽やかなブルーのスカートに白のジャケットの「チャイナ風ジャケットスカート」の制作と、「夜と猫」と題したフェルト作品を制作。細かい作業は得意ではないという小原さんは「ジャケットの袖口や肩口の縫い目が難しく苦戦した」と話す。作品展については、「ぜひ、多くの地元の皆さんに2年間の成果を見てほしい」と呼びかける。

 展覧会について、田中准教授は「それぞれの学生が大事にしたい世界のイメージを形にできたのででは」と話す。「飯田創造館館で開催できる最後の展覧会なので多くの人に見に来てほしい」とも。

 開催時間は9時~17時(最終日は16時まで)。

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