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飯田で「外国人の日本語スピーチ大会」 学習成果や思いを発表

「外国人の日本語スピーチ大会」への来場を呼びかける、脇田さん(左から)、北澤さん、大澤さん

「外国人の日本語スピーチ大会」への来場を呼びかける、脇田さん(左から)、北澤さん、大澤さん

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 「外国人の日本語スピーチ大会~日本語で発表しよう~」が2月9日、丘の上結いスクエア(飯田市東和町)2階の飯田市公民館「ムトスぷらざ」(TEL 0265-22-1132)で開催される。

飯田駅前「丘の上 結いスクエア」

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 飯田地域在住で日本語を母語としない人を対象に、日本語学習の成果や日々の思いを発表する場として開く同大会。コロナ禍による休止を経て、2023年からスピーチ大会として、小中学生部門と一般部門(高校生以上)の2部門で行い、今回で3回目となる。

 日本語で発表しよう実行委員で、飯田市日本語教室のコーディネーターでもある大澤志那子さんは「教室では言葉を学ぶだけでなく、人との会話や会うことを目的に参加している方も多い」と日本語教室の様子を紹介する。

 スピーチのテーマは「今、私が伝えたいこと」。昨年は、小学1年生が「学校でやっていることが大好き」と発表したほか、一般部門参加者が、飯田での仕事を通じて感じたことや家族や周囲への感謝の気持ちを語るなど、多様な内容が披露された。発表者の職場から複数の同僚が駆け付け、頑張る姿を応援する場面も見られた。

 飯田市公民館社会教育コーディネーターの脇田久世さんは過去の大会や日本語教室を振り返り、「日本の暮らしでの困難や、それを乗り越えた喜びを話す発表者もいて、参加者の涙を誘う場面もあった。支援者や参加者と友達になったり学び合ったりできる場所」と話す。

  当日はスピーチ発表に続き、発表者や観客が交流する時間も設ける。ブラジル、フィリピン、中国、日本などの菓子を提供する予定で、飯田国際交流推進協会事務局の北澤めぐみさんは「外国の菓子を通じて気軽に交流を楽しんでほしい。菓子を食べに来るだけでも歓迎。『この地域に一緒に暮らしている』ことを感じる機会になれば」と期待を込める。

 大澤さんは「発表者は伝えたいことがいっぱいある。気軽に来て、耳を傾けていただければ」と来場を呼びかける。

 開催時間は13時30分~16時。入場無料。

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